最近はイーサリアムと比べてガス代などの手数料が安いと話題の、ポリゴンでNFTを出品する人が増えています。
しかし、ポリゴンでNFTを出品しても売れないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、NFTが売れない理由と対処法、さらに売れるNFTアートの作り方について解説します。
ポリゴンでNFTが売れない理由
1.需要と供給のバランス
NFT市場は急速に拡大していますが、供給量も同時に増加しており、需要と供給のバランスが崩れています。似たようなNFTが多く出回りすぎたのです。そのため、売れないNFTが増えているのです。
画像:https://opensea.io/ja/assets?search[query]=cat
試しに主要マーケットのオープンシー(Open Sea)で「cat」と検索したところ、7590281件のアイテムがヒットしました。
果たしてこの数以上の購入者がいるのでしょうか…。
現在オープンシーでは新規NFTアートを見つけるのも困難な状況です。
2. ポリゴンチェーンのNFT市場がまだまだ発展途上
ポリゴンはイーサリアムに比べてまだ認知度が低いため、NFTの売買においては需要が少ないです。
また、ポリゴンチェーンでのNFTの出品方法や買い方についての情報も不足しているため、購入に踏み切れない人も多いです。
3. マーケティングが不十分であるため
NFTを出品しただけでは売れるわけではありません。
NFTを売るためにはマーケティング戦略が必要ですし時間もかかります。
マーケティング戦略が不十分な場合、購入者がNFTにたどり着けず、売り上げは伸びないでしょう。
そもそもどのような
ポリゴンでNFTが売れない場合の対処法
1. マーケティング戦略を見直す
NFTが売れない場合、まずはマーケティング戦略を見直す必要があります。具体的には次のような方法があります。
- SNSを活用する
InstagramやTwitter、Discordなどのプラットフォームで、NFTを紹介する投稿を定期的に行うことで、より多くの注目を集めることができます。キャンペーンを行って人を集めてみましょう。 - コミュニティを作る
DiscordやTelegramなどのコミュニティを作成し、NFTに関する情報を共有することで、ファンを獲得することができます。
コミュニティ内で、NFTのオークションやプレゼントを行うことも、ファンを増やすための有効な方法です。 - イベントに参加する
イベントに出展したり、講演したりすることで、NFTに関する知見を深めることができます。
また、イベントで他のNFTクリエイターやファンと交流することで、コラボレーションの機会が生まれる可能性があります。
2. 別のNFT市場に出品する
ポリゴンと比べると、やはりイーサリアムのNFT市場は発展しており、売れやすい可能性が高いです。ポリゴンの方が手数料が安いため初心者向きですが、本気で稼ぎたい方はイーサリアムでの出品をおすすめします。
また、NFTプラットフォームを変えてみるのも手でしょう。オープンシー(Open sea )ではイーサリアム、ポリゴンの両方で出品することができ、露出の機会も増えるでしょう。
3. NFTの質を高める
NFTの質を高めることで、買い手がつきやすくなる可能性があります。例えば、高品質なグラフィック、独創的なデザイン、限定的なエディションなどを提供することで、NFTの魅力を高めることができます。誰が何のために作ったか、と言う情報も含めるとそのNFTの価値もわかりやすくなるでしょう。
どのようなNFT作品を作れば売れるのか?成功事例を3つ解説
どのようなNFTが売れるのかは難しい問題ですが、成功作品を参考にするのが1番の近道だと思います。
ここでは日本におけるNFTの成功事例を3つ紹介します。
Live Like A Cat(LLAC)
引用:https://llac.fun/official/
Live Like A Cat(https://llac.fun/official/)は日本のNFTプロジェクトで、「猫のように自由気ままに生きてみよう」というテーマを掲げたNFT作品です。このプロジェクトでは、書籍も出版されたインフルエンサーのしゅうへいさんと、人気デザイナーの猫森うむ子さんによってプロデュースされ、日本を中心に人気を集めています。猫をモチーフにした可愛らしいNFTアートが多く、オンラインショップ「またたび屋」でオリジナルのグッズも販売されています。また、LLACのDiscordサーバーでは、コミュニティの交流や新作情報の共有が行われています
SHINZO NFT(心臓NFT)
引用:https://chimney-town-dao.on.fleek.co/
SHINZO NFT(心臓NFT)とは、キングコング西野亮廣氏が運営するDAOである「Chimney Town DAO」に参加するために必要なNFTです。
SHINZO NFTを購入することで、Chimney Town DAOへの参加が可能になります。SHINZO NFTの購入方法については、暗号資産取引所でイーサリアムを購入し、MetaMask(メタマスク)を利用してイーサリアムを送金し、Chimney Town DAOの公式サイト(https://chimney-town-dao.on.fleek.co/)でSHINZO NFTを購入するという手順が必要となります
Generativemasks(ジェネラティブマスク)
引用:https://generativemasks.io/
Generativemasks(ジェネラティブマスク)とは、クリエイティブコーダーの高尾俊介氏が制作したジェネラティブアートのNFTプロジェクトです。
ジェネラティブアートとは、コードによって生成され、アルゴリズムや数学的手法から生まれる偶然性を取り入れたるアート作品のことです。
Generativemasksは、10,000個のマスクの画像が自動生成されるNFTコレクションであり、価格は約2000円からと手軽に購入することができます。
Generativemasksの画像を3D化したNFTである3D Generativemasksも存在しており、これはGenerativemasksのホルダー全員にエアドロップされました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ポリゴンチェーン上のNFTが売れない原因として、市場が成熟していないこと、取引手数料が高いこと、マーケティングが不十分であることなどが挙げられます。
売れない場合は、マーケティング戦略を見直したり、他のNFT市場に出品するなどの対処法があります。
NFT市場は急速に成長しているので、ポリゴンチェーン市場も今後成熟していくといいですね。