[2023最新]OpenSeaのロイヤリティの相場と設定方法について解説

NFTが急速に普及し、デジタルアートやコレクションアイテムとして注目を集めている昨今、OpenSeaというプラットフォームがかなりの人気を博しています。

そんな中、NFTの売買においてロイヤリティがクリエイターにとって重要なポイントとなっています。

今回の記事では、OpenSeaでのロイヤリティ設定方法や相場、二次流通に関する情報、ロイヤリティの今後の展望などを解説していきます。

ロイヤリティとは何か

まず「ロイヤリティ」とは、権利を持つ人に対して支払われる対価や報酬のことを指します。たとえば、フランチャイズ経営においては、フランチャイズ加盟店が本部に対して支払う権利使用料のことを指します。

OpenSeaでのロイヤリティとは、NFT作品の二次販売(二次流通)において、NFT作成者に入る報酬のことです。作品が売れるたびに、その作品の権利を持っている人に支払われるお金であり、作品を自分が持っていなくても誰かに販売されるたびにお金が入ってきます。

OpenSeaのロイヤリティの相場

2.1 OpenSeaのロイヤリティの一般的な相場

OpenSeaでは、クリエイターがNFTに自由にロイヤリティを設定することができます。ロイヤリティは0~10%の間で設定でき、最大で10%まで設定することができます。デフォルト設定では0になっているので、自分で設定する必要があります。

ただし、ロイヤリティの支払いはOpenSeaの内部で実行されるため、OpenSea以外のマーケットプレイスでの転売では適用されない場合があることに注意してください。

ロイヤリティの相場は自由に設定できるとはいえ、3〜5%程度が一般的な相場とされています。

ロイヤリティを多く得たい気持ちもわかりますが、低く設定することで購入のハードルを下げることができるため、長期的にはより多くの収益を得ることができる場合が多いです。

2.2 どうやってロイヤリティを決めればいいのか?

NFTのロイヤリティを決める際には、以下の要素を考えるといいでしょう。

  1. 作者の知名度:作者の知名度が高い場合は、作品の価値も高くなる傾向があります。そのため、知名度が高いアーティストの作品には高いロイヤリティが設定されることが多いです。
  2. 作品の希少性:作品の希少性が高い場合(販売数や期間を限定するなど)は、価値が高くなる傾向があります。
  3. 類似の商品の販売価格:他の似たコンセプトのNFTの販売価格を考慮して、ロイヤリティを設定することもあります。類似のNFTの販売価格が高い場合は、そのロイヤリティも高く設定してみてはいかがでしょうか。

OpenSeaでのロイヤリティ設定方法

それでは実際にロイヤリティを設定してみましょう。最近(2023/4月時点)設定方法が変わったようなので、設定方法がわからない人も多いのではないでしょうか。当ページでは最新の情報をまとめております。

3.1 NFT作成時のロイヤリティ設定方法

  1. OpenSeaでロイヤリティを設定する場合は、NFT作成時では無く、コレクションの編集または作成で設定を行います。まず、OpenSeaホームページでマイコレクションをクリックしてください。
  2. 次に、マイコレクション画面で「コレクションを作成」をクリック、またはすでにあるコレクションを編集します。編集画面にはコレクション右上のドットが3つ並んだ箇所をクリックで行けます。
  3. コレクションを作成時に、Deploy your own contractまたはUse the OpenSea contractにするかを聞かれます。独自コントラクトに興味のない人は、とりあえずUse the OpenSea contractに設定しておきましょう。
  4. コレクションを編集画面で、左から3つ目の収益タブをクリックします。ここでロイヤリティを設定できます。MetaMaskなどのウォレットのアドレスを入力する必要があります。
    アドレスがわからない場合、とりあえずコレクションを作成してから編集画面に遷移するとアドレスが自動入力されていることがあります。
  5. 以上で設定は終わりです。ロイヤリティは後からでも好きなように変更可能です。

二次流通市場でのロイヤリティのメリットとデメリット

ロイヤリティのメリット

NFTのロイヤリティのメリットを3つご紹介します。

  1. 長期的な収入源になる
    ロイヤリティにより、クリエイターは自身の作品に対する価値を正当に受け取ることができます。ロイヤリティは、作品が何度も転売されても発生するので長期的な収入源になり得ます。
  2. 二次流通市場(セカンダリマーケット)が盛り上がる
    NFTは、オンライン上での取引が可能なため、二次流通市場での売買が活発に行われています。ロイヤリティ制度があることで、二次流通市場での取引も盛り上がることが期待できます。
  3. ファンとの結びつきが強くなる
    NFTの所有者は、その作品の唯一無二性から、所有すること自体が一種のステータスとなっています。ロイヤリティ制度により、ファンがクリエイターを支援し、応援することができます。また、クリエイターは、NFTを所有するファンに特典を提供することで、ファンとの結びつきを強化することができます。

ロイヤリティのデメリット

  1. 手数料が高くなる
    NFTのロイヤリティは、転売の都度支払われるため、取引ごとに手数料がかかります。そのため、手数料の合計が高額になることがあります。
  2. 転売時の収益が減る
    転売のたびにロイヤリティが支払われるため、転売者の収益が減少する可能性があります。例えば、NFTを購入した際の価格が高く、その後価格が下がった場合でも、転売のたびにロイヤリティが支払われるため、売り手の収益が減少することがあります。
  3. 手数料をコントロールできなくなる
    ロイヤリティは、スマートコントラクトによって自動的に支払われるため、転売側がコントロールすることができません。例えば、支払われるロイヤリティの金額や支払われる期間を変更することができないため、ロイヤリティが高額になってしまうケースがあります。

      6.2 NFT市場におけるロイヤリティの今後の展望

      出典:MarketsandMarkets

      NFT市場は、2021年に急激な規模の拡大を見せましたが、その後は販売額が徐々に下降する形となり、2022年6月にはピーク時と比べて10分の1を下回る水準となりました。

      しかし、ゲーム関連のNFT投資総額は昨年比で19%増を記録するなど着実な成長を見せているため、今後ユーティリティの充実したNFTなど、実生活と結びつけることのできるプロジェクトが多く出てきた場合、その市場規模は再び大きな拡大を見せるのではと期待されています。

      NFT市場は、2022年から2027年までに市場規模が136億ドルに成長する見込みであり、大手企業や有名人が参入することで、よりNFTの付加価値が重要になっていくでしょう。また、今後は収益をロイヤリティだけに頼らず、より多角的な収益方法を設計し実行することが重要になっていくでしょう。

      自社独自のNFTプラットフォームを構築したり、コンテンツビジネスを充実させたり、NFT以外の事業を充実させることが挙げられます。

      一方で、NFT市場においては、ロイヤリティに対する不満から、ロイヤリティフリーのNFT市場が急成長しています。今後しばらく、その流れが続くと考えられます。

      NFT市場におけるロイヤリティの総額については、2022年にはイーサリアム(ETH)ベースのNFTプロジェクトが合計で約2,700億円(18億ドル)の収益を上げ、上位10個のNFTプロジェクトは、全ロイヤリティの27%に当たる約720億円(約4.9億ドル)を稼いでいるとされています。

      以上のことから、NFT市場においては、ロイヤリティに頼らずに多角的な収益方法を設計することが求められる一方、ロイヤリティの総額は非常に膨大であることが示唆されます。

      まとめ

      今後、NFT市場はさらに成長し、多様な分野で活用されることが予想されます。ロイヤリティは、クリエイターにとって重要な収益源となり、市場の発展とともに進化していくと思われますが、昨今の状況を見ると無くなっていく可能性もあります。

      また、ロイヤリティ設定や管理がより簡単になるようなプラットフォームの改善や、独自コントラクトによる革新的なロイヤリティシステムが登場する可能性もあります。NFT業界全体が発展する中で、クリエイターやコレクターが共に利益を享受できる仕組みがさらに発展していくことに期待しましょう。

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